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嫌がる母、嫌じゃない、母/RYO

小さな頃はなんにしろ常に何事か熱中し、日が落ちてきても室内灯を点けることが思いつけず、薄暗い中でごちょごちょとしている事が良くあって、うちの母はその現場を見つける度に心底いやな顔をし、口では「目が悪くなる!」と言ったけれど、母の顔にはそれ以上の何か、『なんでそんなに私を脅かすのか』とでも言いたげな、しかし忙しい人なので表情以上の説明はしてくれず、あの顔はなんだったのか、そういえばあの人が自分の感情を詳しく説明するところを一度も聞いたことが無い、無いなあ、いまだにどうしてあの顔?って思う、毎度だったのだ、学べよ自分か母は。

先週、帰宅時の電車内で、いちゃいちゃしている親子、高校生男子と40代半ば母が目の前に居て、男子は模造の鋲の入ったサングラスに黄ばんだ白Tシャツで携帯を弄りながら母親と会話をし、母親の口調は、子供扱いする、甘やかした口調なのだけれど、それを受ける男子側が、甘える彼女を相手取る恋人のような按配で、いちゃつきつつ熱心に携帯でなにをしているのかと覗き込めば、有料の出会い系サイトで話は佳境、会うだの会わないだの金銭だのといったメールが飛んでおり、思春期は自分の身体も他人の身体も、意味がぺよんと変わってしまって混乱する時期だけれども、その解決法は君、どうだろうかと、母親の甘やかす声色と恋人の甘えた口調を混同するのは、新しい、新しいけれど、それは怖ろしくモテから遠ざかってしまう選択ではないかと、母親の目の前で出会い系をする程度の示威行動が慰める男性性って、あああ、やっすいもん見た!やっすいもん見た!ってテンションが激に急上がり、得した気分で下車。

母は未だに数年に一度、思いついたようにバスタオルを送ってくる、なぜバスタオルなのか、数日に一度は買い物時に目にするであろうそれを、どのタイミングで買うことを思いつき、その柄を選ぶのかいつも分からず、想像の薄暗がりで途方にくれれば浮かぶ顔は『なんでそんなに私を脅かすのか』であって、そんなでバスタオルはうまく使えず、捨てられず、部屋の隅に数年分が山々成して。

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( 2007.09.07 ) ( 未分類 ) ( TRACKBACK:0 )
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